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「象徴の責務果たす」天皇陛下、皇位継承の儀式 - 読売新聞

 第126代天皇に即位した天皇陛下は1日、皇居で皇位継承の儀式に臨まれた。国民の代表と会う「即位後朝見ちょうけんの儀」で、「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と、初めてのお言葉を述べられた。「令和」の初日を迎えた国内は、新天皇即位の祝賀ムードが広がった。

 即位後朝見の儀は午前11時12分から、皇居・宮殿「松の間」で始まった。

 皇后になった雅子さまも、陛下と並んで壇上に立たれた。皇位継承順位1位で皇太子待遇の皇嗣となられた秋篠宮さまら他の皇族方12人と共に、三権の長や閣僚、知事の代表ら計292人も参列した。

 陛下は天皇として初めて述べるお言葉で「重責を思うと粛然たる思い」と心境を明かすとともに、常に国民を思い、寄り添いながら、象徴としての責務を果たすことを誓われた。

 続く国民代表の辞で、安倍首相は「平和で希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく」と決意を伝えた。

 皇位継承に伴う最初の儀式「剣璽けんじ等承継の儀」は午前10時30分から行われた。

 前例に従い、出席皇族は皇位継承権のある成年の男性皇族に限られ、秋篠宮さまと車椅子に乗った常陸宮さまが、入場される陛下に続かれた。三権の長や閣僚ら計26人の参列者の中に、憲政史上初の女性となる片山地方創生相の姿もあった。

 儀式では、侍従によって運び入れられた剣と曲玉まがたま)などが、壇上の陛下の前に置かれ、継承された。午後0時30分過ぎにお住まいの赤坂御所に戻られた陛下と一緒に移された。もう一つの皇位の証しとされる鏡は、皇居・宮中三殿「賢所かしこどころ」に安置されたままになる。

 天皇陛下はこの日、午前9時50分過ぎ、赤坂御所を車で出て、皇居に向かわれた。皇后さまも約50分後に出発された。陛下は午前10時過ぎから、天皇初の国事行為として、宮殿「菊の間」で、自身の即位に伴う二つの儀式を国の儀式として行うとする閣議決定を決裁された。

 午後は、1日付で就任した小田野展丈のぶたけ・侍従長、河相周夫ちかお・上皇侍従長の認証官任命式に臨まれた。その後、皇后さまと共に皇居・吹上仙洞せんとう御所を訪れ、上皇ご夫妻にあいさつされた。

 さらに宮殿でそろって皇族方や親族、宮内庁職員らから祝賀を受け、午後5時10分過ぎ、赤坂御所に戻られた。

 動画はこちら

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https://www.yomiuri.co.jp/kaigen/news/20190501-OYT1T50245/

2019-05-01 12:41:00Z
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