【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が4日、日本海上で行われた東部前線防御部隊の火力打撃訓練を指導したと報じた。「大口径長距離放射砲」(多連装ロケット砲)や「戦術誘導兵器」の運用能力を点検したとし、訓練は「予告なく不意に組織した」と強調した。
韓国軍は北朝鮮が4日午前9時過ぎに東部の虎島(ホド)半島付近から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体数発を発射し、70~200キロ飛行したと発表していた。
朝鮮中央通信は「いかなる勢力でもわれわれの自主権や尊厳を害そうとするなら、容赦なく即時反撃するという朝鮮人民軍の断固たる意志を誇示した」と主張。金氏は、いつ命令されても即時に戦闘に入れる態勢を整えた前線部隊の能力に「大きな満足の意」を示したという。
対米非核化交渉が停滞する中、いつでも反撃できる軍事的態勢を整えていると誇示することで、トランプ米政権に揺さぶりを掛けるとともに、軍部など国内の引き締めを図る狙いとみられる。
党機関紙、労働新聞や朝鮮中央テレビは5日、訓練の様子を写した写真を紹介。次々打ち出されるロケット弾や炎を噴き出し打ち上がる飛翔体が写し出されている。韓国軍などが兵器の分析を進める。
https://www.sankei.com/world/news/190505/wor1905050011-n1.html
2019-05-05 03:08:00Z
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