
大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)のシンボルとして半世紀にわたって親しまれた「泉の広場」の噴水の撤去作業が9日、始まった。現地で記念の式典もあり、抽選で選ばれたファンら約60人が別れを告げた。
噴水は1970年に初代が設置され、現在のものは2002年に完成した3代目。イタリア・ローマの「スペイン広場」の噴水を参考にデザインされた大理石製で、複雑に入り組んだ梅田地下街の待ち合わせの目印や通行人の憩いの場として長年親しまれてきた。だが、噴水のあるホワイティうめだ東側全体を、外国人観光客の増加を見据えた新たなイベントスペースに全面改装することになり、撤去が決まった。
式では、運営会社「大阪地下街」の町野和道社長が「長い間のご愛顧に感謝する」とあいさつ。噴水の少年像が取り外された後、噴水全体が白い幕で覆われると、参加者から拍手が上がった。
有給休暇を取得して夫婦で式に参加した大阪市淀川区の会社員、矢野太一さん(41)は「学生時代によく友人と待ち合わせた。遠回りしてでも寄りたいほど思い出深い場所だった」と惜しんだ。
改装中は広場を含む一帯が通行止めとなる。リニューアルオープンは11月下旬の予定。LED(発光ダイオード)を使い、水と木を表現するモニュメントができる。【堀祐馬】
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-0509m040092/
2019-05-09 05:50:00Z
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