【ワシントン=永沢毅】ポンペオ米国務長官は13日の記者会見で、中東ホルムズ海峡近くでタンカー2隻が攻撃を受けた事件で「イランに責任がある」と主張した。米国が収集した情報や使用された武器などを総合的に検証した結果だとしている。米国がイランの関与を断定したことで、米イランの緊張が一段と高まるのは避けられない。
ポンペオ氏によると、米国は同日午後に国連安全保障理事会でこの事件を議題として提起する。ペルシャ湾を管轄する米海軍第5艦隊は事件を受け、ミサイル駆逐艦をオマーン湾に派遣した。
ポンペオ氏は会見で、サウジアラビアの石油パイプラインへの襲撃やイラクにある米国大使館周辺へのロケット弾の着弾などに言及。今回の事件を「イランやその関係者による米国や同盟国への一連の攻撃の1つだ」などと非難した。攻撃対象に日本船舶が含まれていたことについて「イランの最高指導者は日本を侮辱した」と指摘した。
これに関連し、トランプ大統領はツイッターに「安倍晋三首相がイランを訪れて最高指導者ハメネイ師に会ったことには感謝する。ただ、個人的には(イランと)取引をするのを考えるのは時期尚早だと思う」と投稿。「彼らはその準備ができていないし、私たちもそうだ!」とも書き込み、新たな核合意を巡る交渉は当面困難との見通しを示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46082950U9A610C1000000/
2019-06-13 18:45:00Z
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