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伊・コンテ首相、辞表提出へ…連立政権継続困難と判断 - 読売新聞

 【ローマ=笹子美奈子】イタリアのコンテ首相が20日、議会上院で演説し、マッタレッラ大統領に辞表を提出する考えを明らかにした。連立政権を作る新興左派政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」の対立が激化し、政権運営が困難になったと判断した。

 両党は高速鉄道建設問題を巡って対立し、同盟が連立解消と解散総選挙を求めて、9日に内閣不信任案を提出した。20日は上院で不信任案が審議される予定だったが、審議に先立ち、コンテ氏が自ら進退を明らかにした。コンテ氏は20日中に辞表を提出する見込みだ。

 コンテ氏は法学者出身で、昨年6月に発足した両党の連立政権で首相に擁立された。

 イタリアでは大統領が議会の解散権を持ち、首相を指名する。秋は予算編成の時期にあたるため、マッタレッラ氏は早期解散に慎重とみられている。伊メディアの報道によると、五つ星運動は、中道左派「民主党」との連立を模索している。連立協議が合意に至れば、マッタレッラ氏がコンテ氏を首相に再任し、予算編成のための「つなぎ内閣」が組織される可能性がある。合意に至らなければ早期解散に踏み切るものとみられる。

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https://www.yomiuri.co.jp/world/20190820-OYT1T50343/

2019-08-20 14:37:00Z
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