2019年08月25日14時32分
【ビアリッツ(仏南西部)時事】日米欧の先進7カ国首脳会議(G7サミット)が24日夜(日本時間25日未明)、フランス南西部ビアリッツで開幕した。初日はロシアのサミット復帰をめぐり議論したが、結論は出なかったもよう。米国と緊張が続くイランの核保有を認めないことで一致した。2日目は世界経済について討議。米国が中国と報復関税の応酬を繰り広げる中、G7として協調したメッセージを打ち出せるかが焦点となる。
米中両国政府は23日、相手国の追加関税への報復措置を発表。両国が互いにほぼ全ての輸入品に制裁を科す事態に突入し、世界経済の後退懸念が強まっている。安倍晋三首相や欧州各国首脳は自由貿易の重要性を訴える構えだが、トランプ米大統領が保護主義的な姿勢を改める可能性は乏しいとみられる。
英国の欧州連合(EU)からの離脱問題も影を落とす。サミット初出席のジョンソン英首相は「合意なき離脱」も辞さない考えだが、世界経済の混乱につながる恐れがある。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082500077&g=pol
2019-08-25 10:50:00Z
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