「逃げないから“出頭”させて」と必死の抵抗
8月10日、茨城県・常磐自動車道で起きた悪質なあおり運転と暴力行為。
全国に指名手配されていた宮崎文夫容疑者(43)が18日、傷害の疑いで逮捕された。
「直撃LIVEグッディ!」のカメラは、宮崎容疑者拘束までの一部始終をとらえていた。
宮崎容疑者:
ちょっと待ってくださいよ。自ら出頭しますって今電話してますので。逃げも隠れも…ちょっと待って、今、生野警察署に電話してますので。逃げないんで、行きますから!
「逃げも隠れもしない」と大声で叫び続ける宮崎容疑者。「生野警察署」という言葉を繰り返し、管轄内の東住吉警察署に連行されることを頑なに拒んでいる。
宮崎容疑者:
ちょっと待ってください、本当に…逃げません!自分から出頭させてくださいよ、本当に。
警察官:
今まで話に来なかったんだから、そのままは信用できないから。
宮崎容疑者:
だからついてきてください、そのまま。
警察官:
じゃあ、車で行くよ。
宮崎容疑者:
車には乗りたくないんです。以前に自分にも不納得な理由で監禁が不起訴になりましたけど、恐喝尋問で…ちょっと待ってください!手で押さえつけるのだけはやめてください!逃げませんし、隠れません!
指名手配後も逃亡を続けていた宮崎容疑者に対し、「信用できない」と警察官は一蹴するが「逃げも隠れもしない」と抵抗を続ける宮崎容疑者。
報道陣のカメラに対して…
宮崎容疑者:
本当に逃げも隠れもしませんし、行為に関して悪い部分があれば、普通に会社としても個人としても責任を取る方向で考えてますので、生野警察署に出頭させてください!生野警察署に!
東住吉警察署は非常に苦い思い出があるので、嫌なんです!車の中にこんな時に入りたくありません。中で何されるか分からないんで!嫌です。そういう噂も聞きますし、自分から行くんで、後ろを張り付くようについてきてください。本当に。逃げも隠れもしません!
この時、宮崎容疑者がもみ合っている場所から道路を挟んだ先には、警察官と共にいる喜本奈津子容疑者(51)の姿があった。
宮崎容疑者が暴力行為に及んだ際、車を降り、携帯電話で撮影をしていた、喜本容疑者だ。
18日、犯人蔵匿・隠避の疑いで逮捕された喜本容疑者は、事件後宮崎容疑者を自宅マンションにかくまい、食事を提供していたとみられている。
すると、宮崎容疑者の口からは「そこに行かせてください、彼女の元に」との言葉が…さらに「喜本さん」と必死に呼びかけると、喜本容疑者は信号を渡り、宮崎容疑者の元へ向かった。
喜本容疑者:
生野署に連れてってくれるっていうから行きましょ。ちょっと押さえつけないでください、逃げませんから。手をつなぎたいんですけど、逃げませんから。
「手をつなぎたい」と訴える喜本容疑者。その後、グッディ!のカメラに向かって驚きの主張を繰り広げた。
宮崎容疑者:
カメラに向かってしゃべれ!
喜本容疑者:
私たち逃げも隠れもしないんで。元々そもそも相手方があおってきたんですよ。あそこの映像、途中から私たちの車入ってきたみたいになってますけど、違いますから、あれ全然。真実を話しますから。
その後、応援のパトカーが到着すると…
宮崎容疑者:
ちょっと待ってください。
喜本容疑者:
そんな興奮させないで。逃げるわけじゃないんだもん。
宮崎容疑者:
喜本!
リポーター:
車に乗らないと暴れています。
喜本容疑者:
暴れてない、暴れてない!なんでそんなに乱暴するの!生野署に連れて行ってください、必ず。絶対ですよ。
その後、茨城県警の取手署に車で移送。捜査員にフードを外されると…
「逃げも隠れもしない」と話していたが、手で顔を隠し、うつむいていた。
宮崎容疑者は「殴ったことは間違いない」と容疑を認めており、喜本容疑者も事件の際、一緒にいたことを認めているという。
喜本容疑者からは“のろけ”も…2人の奇妙な関係
宮崎容疑者と喜本容疑者、2人はどのような関係なのか?
喜本容疑者の高校時代からの友人は、そのなれそめを聞かされたという。
高校の同級生:
彼女は独身で、結婚したくて、それで出会い系のアプリあるじゃないですか。2月の下旬に会った時に「新しい人がこういう人で」「今この人と付き合ってる」とか、写真を見せてもらって。
――宮崎容疑者の話をしている時は幸せそう?
高校の同級生:
はい、うれしそうでした。初めて彼の話を聞いた時も、何度も電話がかかって来たり、まめな人だったので、それでやられちゃったのかなって。
出会い系のアプリで知り合ったとされる2人は、今年2月から交際を開始。知り合ってからまだ半年ほどしかたっていないようだ。
友人の前で、のろけていたという喜本容疑者。しかし、よく話を聞いていくと、衝撃的な話が飛び出したという。
高校の同級生:
2月のバレンタインの時に、彼女はチョコレートを用意してたみたいなんですよ。だけどどこかデパートの閉店ギリギリに連れていかれて、自分(宮崎容疑者)の欲しいものがあるって。これが欲しいんだって言って、30万円のヴィトンをクレジットで買ったって。「店員の前で『俺はホワイトデーに彼女に倍返しするから』って言ってたんだよ」みたいなこと言ってました。
でもせっかく買ってあげたのに、車の上だか横だかに置いて忘れて、その鞄がなくなっちゃったっていうのを聞いて。私は「えー!」って。30万円するものを付き合って間もない人に買ってくれって言うのもおかしいし、お金持ってるなら自分で買えばいいのにって思うのに。普通のOLなのにクレジットカードでローン組んで買ったんだって、そこまでするくらいのめりこんでたんだなって。
高校の同級生:
(喜本容疑者は)本当にこんなことするような子ではない。この半年で、何かが絶対あったはず。
その後、友人は喜本容疑者と連絡を取ろうとしたが、今年3月以降、音信不通の状態が続いているという。
一体何があったのだろうか。グッディ!は、この半年間に宮崎容疑者と喜本容疑者が訪れた飲食店を取材した。
長時間の“説教クレーム”もSNSには…
今年4月に来店した2人。その時、宮崎容疑者は「彼女に熱いお茶がかかり、やけどした」とクレームを入れてきたという。しかし、店主がやけどを確認しようとすると、それを拒み続けたという。
2人が来店した飲食店店主:
1回目が4月の中旬、10日過ぎかな。2回目が5月だったと思います。
どんな感じか見せてくれますか?って言ったら「ううん」って言ってね。見せてくれないんですよ。普通こぼしたら大変ですよ、拭いたりするんやけど、そこまでのことは確認できてないし、拒否された感じで。3時に入って、7時ちょっとまわったな。
――クレームで4時間ほどいたということですか?
店主の妻:
クレームというか、説教。うちが出したお茶が熱すぎて、それを置く場所が悪いんでこぼしてしもたやないかと。それが連れの女の人にかかった、どうしてくれるという内容でした。
宮崎容疑者のクレームまがいの説教は、なんと4時間も続いたという。
この飲食店は、クレームを機に防犯カメラを設置。その1カ月後、再び宮崎容疑者ら2人が来店したという。
その時の防犯カメラの映像に映っているのは、帽子にマフラー、サングラスにマスクを身に着け、顔を隠した状態の宮崎容疑者。喜本容疑者もキャップにサングラスをしている。
特に何事もなく、食事を注文した2人。しかし、食事を終えると…
店主:
「おい、やけど見したれ」と言うて、大きい声で女性に言うわけですよ。隣とかに座ってる人もびっくりしますよね。
突然、1ヵ月前のクレームを蒸し返して、店主を問い詰めたという。この時2人は「一筆書いてください」と、店主からの謝罪を求めたという。
度々店を訪れては、執拗に因縁をつけた宮崎容疑者。ところが、自身のSNSでは…
<4月16日、宮崎容疑者のSNS>
「ご馳走様でした。大変気さくな方で閉店間際だったにも関わらず温かく出迎えてくださり嬉しかったです!またお伺いしたいと思います」
店主:
なんか友達みたいに書いてあったんです。
――とても仲の良いご主人みたいに書かれていますが…
店主:
逆ですよ。うちはそれで何回も胃の痛い思いして、警察とか弁護士さんも初めて行ったし、飲食店組合とか防犯協会にも電話した。次は入店拒否をしようと思うんです。
独自取材では、宮崎容疑者の二面性が浮かび上がってきた。
(「直撃LIVE グッディ!」8月19日放送分より)
https://www.fnn.jp/posts/00047803HDK/201908192025_goody_HDK
2019-08-19 11:25:00Z
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