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英総選挙、保守党が過半数の勢い 出口調査では大幅増 - 日本経済新聞

【ロンドン=篠崎健太】英国の下院総選挙(定数650)は12日午後10時(日本時間13日午前7時)に投票が締め切られ、開票が始まった。英BBCは出口調査に基づく議席予測として、ジョンソン首相率いる与党・保守党が過半数を確保する勢いだと報じた。保守党が過半数の議席を得れば、欧州連合(EU)からの離脱関連法案を単独で通すことができ、2020年1月末のEU離脱へ大きく前進する。

BBCの予測では保守党は368議席と、改選前の298から大幅に上積みする。見立て通りなら17年の前回総選挙で失っていた過半数を取り戻し、政権基盤は強固になる。最大野党の労働党は191と、改選前の243から50程度減らす見通しで苦戦している。スコットランド民族党(SNP)は55、自由民主党は13となっている。

12日、投票所を訪れたジョンソン英首相(左)と最大野党・労働党のコービン党首(ロンドン)=AP

12日、投票所を訪れたジョンソン英首相(左)と最大野党・労働党のコービン党首(ロンドン)=AP

総選挙はEU離脱が最大の争点で、10月に新たな離脱案に合意したジョンソン政権に対する審判の場となった。保守党は「EU離脱の実現」をスローガンに掲げた。労働党はEUとより近い関係をめざして離脱案を再交渉し、それに基づく離脱か残留かを問う2度目の国民投票を公約した。SNPや自民党は離脱撤回を主張した。

下院で保守党が過半数の議席を確保すれば、英国が20年1月末にEUを離脱することが決定的になる。ジョンソン政権は17日にも議会を開き、クリスマス休暇入りまでに離脱案の審議を再開する方針だ。1月中に離脱関連法案が成立すれば、20年末までは現状を維持する「移行期間」付きの離脱が確定する。

選挙結果の大勢は日本時間13日午後にも判明する見通しだ。

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2019-12-12 22:00:37Z
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