「持病の薬が…」クルーズ船で待機 乗客から焦りや不安の声 - NHK NEWS WEB

厚生労働省によりますと、クルーズ船の船内で持病の薬などが必要な人に、７日までに147人分の医薬品を届けましたが、まだ多くの人に必要な薬が届いていないということです。

このうち、船内にいる70代の乗客の男性は、家から持ってきていた高血圧やコレステロールの薬などが７日までに無くなり、男性の妻の分の薬も８日で無くなりそうだということで、必要な薬について船内にいる担当者に伝えていますが、まだ回答がないということです。

こうした状況について男性は「血圧の薬などは毎日飲んできたもので、２～３日は飲まなくても大丈夫かもしれませんが、いつ手に入るか全く分からず、届かない期間が長引けば、体への影響が出てきそうでとても不安です。入れ歯の洗浄剤も足りず、知人に頼んで宅配便で送ってもらっていますが、現場も混乱しているようでまだ手元に届きません。船内には仕事をリタイアした高齢者が多く、話を聞くとみんな何らかの持病があります。今の私たちにとってはウイルスへの感染だけでなく、いつも飲んでいる薬が届かないことも緊急の課題です」と話しています。

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2020-02-08 03:28:25Z
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