神戸の「こども園」と名古屋のジム利用者、クラスター形成か…国内死者２０人に - 読売新聞

　新型コロナウイルス感染拡大で、北海道、大阪府と兵庫県で各７人、東京都で６人、愛知県で５人など１０都道府県で計４２人の感染が１１日、新たに確認された。名古屋市では感染していた８０歳代男性が死亡、クルーズ船を含め国内で確認された死者は２０人となった。

　愛知県在住の感染者は１００人を超えた。大村秀章知事は、県内の死者を除いた感染者９４人（１０日夜時点）のうち、８１人が名古屋市内の二つのクラスター（小規模な感染集団）に属していると明らかにした。米ハワイ帰りの夫婦に端を発してスポーツジム利用者などに広がった集団が３６人、同市南東部のデイサービス事業所の利用者やその接触者などの集団が４５人。

　神戸市では市内の認定こども園に勤務する女性保育士２人と事務職女性の計３人の感染が判明。同園では９日に女性園長の感染が明らかになっており、市はクラスターが形成されている可能性があるとみている。京都市では市立保育所の園児１人が感染。この保育所では女性保育士の感染が判明している。

　東京都と千葉、埼玉両県では２月下旬にエジプトを旅行し、ナイル川のクルーズ船に乗船していた計４人の感染が明らかになった。

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2020-03-11 12:19:00Z
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