
「運動はまとまった時間を取ってやるもの」
このように思っている人は少なくないでしょう。確かに、そのほうが脂肪の燃焼の仕方が違ったり、複数のパーツをトレーニングできたりするかもしれません。だけど……!!この「運動のための時間を取ること」って簡単ではありませんよね。
そこで今回は、ヨガインストラクターの高木沙織さんに運動できない日におこなっているちょっとした工夫をシーン別に紹介してもらいました。
シーン1・・・起床後
朝、寝起きの体は凝り固まってカチコチなだけでなく、内臓機能もまだ目覚めていません。そこで取り入れたいのが“伸び”。
伸びはとてもシンプルな行為でありながら、体の目覚めを促すのによい働きをしてくれます。
例えば……
ベッドの中なら
・ばんざいをするように腕を頭上に、脚はまっすぐな状態でつま先まで伸ばす
・仰向けでひざを立て、腰からねじるように両ひざを左右にゆっくりと倒す
ベッドから出たら(立位で)
・腰に手をあて反らせたら、胸を斜め上に突き出すようにして目線を上げる
・右腕を頭上に伸ばし、上体を左側に倒して側屈をする
※ 反対側も同様に
などの簡単な伸びで十分です。
ポイントは縮こまった体がグーンと引き伸ばされて、気持ちよさを感じられること。
腹部への刺激は便通を促す効果に期待できるでしょう。
シーン2・・・洗面所にいるとき
朝は洗面所で過ごす時間もあるでしょう。ここで、歯磨きをしたり、洗顔・スキンケア・メイクまでしてしまう人もいるのでは。滞在時間は5分前後、もしくはもう少し長いかもしれませんね。
ちなみに、約10分をふくらはぎのシェイプアップの時間にしています。
身だしなみを整えながらその場でつま先立ちになってかかとを上げ下げしたり、立位で脚を前後に開き硬くなっているふくらはぎ・足首の筋肉をストレッチしたりしています。
脚が軽やかに感じられて、いつもよりアクティブに動きたい気持ちにしてくれますよ。
シーン3・・・外出時の信号待ち
家を出ることがあれば、信号や電車・バス待ちなどで足を止めるシーンが何度かありますよね。
この止まったときもまた運動のチャンスです。ターゲットは、“お腹”。
「息を吸うときにお腹を大きく前に押し出すように膨らませ、息を吐くときにお腹と背中がくっ付くくらい薄く萎ませる」
そうすることで、腹部の筋肉を使うことができるだけでなく内臓を刺激して機能を高める効果に期待できると言われています。
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