ラトビアで生まれた「奇妙な出来事」 主審の中指ポーズを受けて「すぐに騒動」
ラトビアのフレンドリーマッチで生まれたワンシーンが物議を醸している。主審が黒人選手にレッドカードを提示して退場処分を言い渡す際、左手の中指を立てている決定的瞬間が話題となっている。海外メディアは「ラトビアのスキャンダル」と報じる一方、当事者の主審は「彼が何のために罰せられたか理解できるように、身振りを示さなければならなかった」と語っている。 【動画】「それは攻撃ではなく…」と反響! 主審が黒人選手に中指を立ててレッドカード提示…物議を醸した「スキャンダル」シーン 問題の出来事は現地時間5月29日、ラトビアで行われたFK RFS対リガFCの一戦で起きたという。後半30分、RFSのコートジボワール人FWセドリック・クアディオがライン際で競り合い、相手の足ごとボールにタックル。そのままボールはタッチラインを割ったが、クアディオがポジションに戻ろうした。 しかし、その直後に主審のアンドリス・トレイマニスが笛を吹き、クアディオに対してレッドカードを提示。この際、右手でカードを掲げ、左手を伸ばして最後は中指を立てる仕草を見せた。 イタリアメディア「calcioweb.eu」は「奇妙な出来事が起きた。主審が選手に対して中指を立て、すぐに騒動が持ち上がった」と伝えた。5月25日にアメリカで黒人男性が白人警察官に膝で首を圧迫され窒息死。その悲劇を受けて抗議運動が起きている最中の出来事だった。 記事では「静止画ではジェスチャーが不当に見えるが、レフェリーはフェイスブックに投稿したビデオを通じて状況を明らかにした」と指摘。トレイマニス主審が自身のフェイスブックで一連の動画をアップし、状況を説明した。「選手がファウル後に侮辱し、対戦相手に中指を向けたために退場となった。レフェリーはそのアクションを真似ている。したがって、それは攻撃ではなく、レッドカードの説明にすぎない」と補足している。
トレイマニス主審が自身の行為に言及 「試合後、説明するように要請を受けた」
一方、リトアニアメディア「sportas.lt」は「ラトビアのスキャンダル:レフェリーは黒人プレーヤーに中指を見せた理由を説明しなければならなかった」と報じた。 記事の中でトレイマニス主審のコメントを紹介。自身の行為が問題視されていたなか、「試合後、多くの電話を受けて、説明するように要請を受けた」と明かし、当時の行為について説明している。 「選手が相手に中指を見せた。彼がレッドカードの理由を理解していないのが分かったので、彼が何のために罰せられたか理解できるように、身振りを示さなければならなかった」 中指を立ててのレッドカード提示シーンが物議を醸していたが、主審がその理由を明かして誤解を解いていた。
Football ZONE web編集部
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June 06, 2020 at 09:40AM
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なぜ? 主審が黒人選手に中指立て“退場処分”で物議 「スキャンダル」の瞬間に弁明(Football ZONE web) - Yahoo!ニュース
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