発信地:パリ/フランス
【9月27日 AFP】27日に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2020)の女子シングルスでは、世界ランキング1位の前年覇者アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)や全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)を制した同3位の大坂なおみ(Naomi Osaka)らが不在の中、2018年の女王シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が優勝候補の筆頭として大会に臨む。
歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目を目指すセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)も絶対に無視できない存在だが、セレーナは2002年、2013年、2015年に栄冠に輝いているものの、グランドスラムの中ではローラン・ギャロス(Roland Garros)が最も優勝回数が少ない。
2016年大会の決勝でセレーナに勝利しているガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)も有力視されており、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は全米オープン準優勝の勢いをそのままに優勝を目指す。
前回準優勝のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)は、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)準決勝で同胞のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)に敗れたものの調子を取り戻しつつあり、再び上位進出を狙っている。
世界4位のプリスコバは、ハレプとのイタリア国際決勝では第1セットを落とした後、太もものけがを理由に途中棄権。ハレプは今季の連勝を14に伸ばし、シーズン再開後2大会連続での優勝を飾っている。
全仏では第2シードに入るプリスコバは、新型コロナウイルスの影響で史上初めて5月〜6月の日程から延期された今大会では、ハレプが間違いなく優勝候補だと認める。
プリスコバは、「女子では彼女が優勝候補の筆頭になると思う。プレーの内容、そしてすでにクレーの(優勝した)プラハ・オープン(Prague Open 2020)でプレーしていて、このイタリア国際でも勝った」「彼女は自信を持っているように感じる。危険な存在なのは間違いない」「パリの天候がそこまで良くないのは分かっている。なので彼女に対して攻撃的なプレーをするにはとてもタフなコンディションだと思う」と話した。
初戦ではサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)と対戦するハレプ本人は、「自分が本命だと聞いたり、人々がそう考えていたりするのは光栄。だけど、そういうことを気にしないようにしたい」と話し、「プレッシャーが増えることはない。以前も第1シードになった経験はあるし、こういう立場になったことはあるので、こうしたプレッシャーには慣れている」と語った。
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September 27, 2020 at 09:18AM
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好調ハレプが優勝の大本命 例年と違う「少し奇妙」な全仏OP - AFPBB News
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