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まともに取り合わない市教委、何のための組織なのか…いじめ放置・両親コメント全文 - 読売新聞

 大阪府吹田市の市立小学校で、女子児童のいじめの訴えを学校が放置していた問題で、女児の両親が21日、代理人弁護士を通じて発表したコメントの全文は以下の通り。

     ◇

 私たちを応援してくださる方々に感謝を申し上げます。

 娘は一年生からいじめられ、一年の後半からはひどくなり、命の危険にさらされるほどの暴力を受けていたのに、家ではずっと笑顔で明るく振る舞っていました。

 目が見えなくなるほど心が追い詰められて、ようやく親に打ち明けられました。

 やられた内容を聞いていると、何回か気を失う位に殴られてもいて、よく生きているうちに話してくれたな、と何度も思いました。

 娘は、小学校で実施されたアンケートにまで頑張って書いたのに、逆に仕返しまでされる結果になり、大人を信用できなくなったのも当然です。

 しかも当の担任はいじめと思わなかったなんて。

 もっと早く気付いてあげられなくてごめんなさい。そして勇気をもって親に話してくれてありがとう。

 娘は、発覚後も小学校に通っていましたが、見守りの中でも依然、いじめ行為が収まらず、心の糸が切れました。小学3年で現校長になってからは、隔離や見守りなどに真剣に取り組んでいただきました。前教頭や担任の先生には、娘にとても寄り添って頂き、そのおかげで、娘は少しずつ学校に行けるようになっていました。

 今年度になって、ようやく長く休むことなく通えるようになりました。

 寄り添って頂いている学校の先生方や、協力して頂いている保護者の方々には本当に感謝をしております。

 まだまだ不安定な時もあり、また成長と共にどう出てくるか分からないですが、少しでも小学校で楽しい思い出が多くなるようにしていってやりたいと思います。

 また、ある程度ひどい事をしたら子どもでも更生させる機関が強制的に介入すべきだと思います。特に長期間ひどい事をしてきた子どもには、心理的なアプローチも必要だと思います。

 いじめた子どもが複数の場合、被害者が、我慢するか転校するケースが多いようです。これは、被害者が受ける二次被害だと思います。

 それは、市教育委員会が責任をもって主導権を握って転校を勧めることも、全保護者への情報提供や協力を求めることもせず、すべてを現場任せにしている事が大きいからだと、今回身をもって感じました。

 私たちは、市教育委員会にも何度も足を運びました。しかし、その度にまともに取り合ってもらえず、つらく悔しい思いをし、何のための組織なのかと思いました。市長にも自治体の長として責任を持って対応してもらいたかったです。

 今後は、6月12日に公表された第三者委員会の答申に従って真摯しんしに対応してくれることを望みます。

 【いじめた人やいじめている人へ】

 あなたが面白いからとやった暴力や暴言で、やられた人や家族は一生心に傷を負って苦しみ続けます。自分や自分の家族にできないことを他の人にしないでください。

 【いじめられている人へ】

 自分の命が一番大切です。1人でがんばらなくていい。信じられる人がいたら勇気をもって伝えて下さい。

 【いじめを知っている人へ】

 見て見ぬふりをしないで下さい。

 自分でとめなくてもいい、信用できる大人に話して下さい。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190621-OYT1T50316/

2019-06-21 12:55:00Z
52781777833399

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