沖縄は6月23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を追悼する「沖縄慰霊の日」を迎えた。
旧日本軍による組織的戦闘が終結したとされる1945年6月23日から、74年が経過。最後の激戦地となった沖縄県糸満市の平和祈念公園では23日昼、「沖縄全戦没者追悼式」が行われた。
式典に合わせて、沖縄県出身のタレント、りゅうちぇるさんがTwitterで慰霊の日にかける思いを発信した。
「平和を祈ろう」「手と手を合わせてうーとーとー」
「今日は慰霊の日。今ある幸せは決して当たり前ではなくて。戦争の悲しさを、勇気を出して話して受け継いでくれたおじいやおばあの気持ちをきちんと僕たちの世代も繋いで忘れずに、平和を祈ろうね」
「僕も今年も、南に向かってお昼の0時に黙祷、手と手を合わせてうーとーとーしたよ。皆さんもぜひ」
「うーとーとー」とは、沖縄の言葉で手を合わせて祈ることを意味する。
祖母は集団自決の生き残り。だから平和を祈る。
りゅうちぇるさんは昨年、朝日新聞のインタビューで、自らの祖母が集団自決の生き残りであり、祖父が「戦争中に日本に来た米兵」であることを明かしていた。
祖母からは、戦争の話をよく聞いてきたという。辛い経験を語り継いでくれた祖父母の気持ちを忘れずに、平和を祈り「語り継ごう」と若い世代に呼びかけている。
「東京に上京しても」「南に向かって」
りゅうちぇるさんは「僕のこのツイートで、少しでも多くの方が、慰霊の日について知っていただいて、平和について祈り、考えてくれればいいな」との思いを綴った。
昨年も、沖縄慰霊の日にツイートで「うーとーとー」を呼びかけていた。芸能活動のために、沖縄県から東京に移住したりゅうちぇるさん。「東京に上京しても、大好きなふるさとのこと祈ろうね」と、進学や就職で沖縄を離れた人々へも呼びかけた。
りゅうちぇるさんのTwitterでの発信に対し、若いTwitterユーザーからは「うーとーとーしたよ」「平和が続くように、語り継いでいこう」などの反響があった。
また沖縄出身者からは「慰霊の日のことを発信してくれるのは遺族としてもうれしい」「私も沖縄より東京での生活が長くなったけどウチナー魂は忘れていないし、当たり前ではない今の生活を大事に思ってウートートーしたよ」と声が寄せられた。
(サムネイル:時事通信)
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2019-06-23 06:19:05Z
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