伊豆諸島の神津島では午後3時15分に44.8メートル、三宅島の坪田で午後5時15分すぎに42.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。台風が大型のため、西日本や東北など中心から離れた地域でも風が強まっています。
このあとも西日本から東北にかけての広い範囲で非常に激しい雨が降り特に関東と東海を中心に猛烈な雨が降るおそれがあります。
13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、北陸で400ミリ、東北で300ミリ、関東甲信で250ミリ、伊豆諸島で200ミリ、東海で150ミリ、中国地方で120ミリ、北海道と近畿で100ミリと予想されています。
また、台風が近づく東海や関東などでは記録的な暴風となる見込みです。13日にかけての最大風速は、東海と伊豆諸島で45メートル関東甲信で40メートル、東北で35メートル、北陸で27メートル、近畿と中国地方で25メートル四国で23メートル、北海道と九州北部で20メートルと予想され、最大瞬間風速は東海と関東甲信、伊豆諸島で60メートル、東北で50メートル、北陸で40メートル、近畿と中国地方、四国で35メートル、北海道と九州北部で30メートルに達する見込みです。
海上はうねりを伴って波が高く、東海と関東、伊豆諸島で13メートル、東北で11メートルの猛烈なしけとなり、北海道と北陸、近畿で7メートル、中国地方と四国、九州北部で6メートルの大しけとなる見込みです。
さらに台風が接近している静岡県や神奈川県では午後5時までに、観測を始めてから最も高い潮位となりました。
土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、暴風や高波、高潮にも最大級の警戒が必要です。
ふだん災害が起きないと思われているような場所でも、今後、台風の接近で状況が悪化するおそれがあります。周囲の状況をよく確認し、近くの人と声を掛け合うなどしてください。
気象庁は避難場所への移動が危険な場合は近くの頑丈な建物に移動したり、建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。
また、台風の中心から離れている地域でも竜巻などの激しい突風のおそれがあり十分な注意が必要です。
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2019-10-12 09:09:00Z
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