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『あしたのジョー』アニメ化50年。原作と少し違った「燃え尽き」描写の意味は?(マグミクス) - Yahoo!ニュース

1970年放送、最高視聴率29.2%を記録

 不朽の名作マンガを原作としたTVアニメ『あしたのジョー』(フジテレビ系)が、2020年4月で放送から50年を迎えました。高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画によるマンガ『あしたのジョー』は、「週刊少年マガジン」にて1968年1月から始まり、TVアニメは2年遅れでのスタートでした。

【画像】ジョーをとりまくライバルたち。忘れられないヒロインも(6枚)

『あしたのジョー』は身寄りのない少年・矢吹丈(CV:あおい輝彦)が東京のドヤ街・山谷へと流れ着き、元プロボクサーの丹下段平(CV:藤岡重慶)と出逢うことでボクシングに目覚めていく物語です。ジョーは強い者には徹底して歯向かうものの、ドヤ街で暮らすサチ(CV:白石冬美)たち子供には温かく接します。そんなジョーは、学生運動に熱中していた当時の若者たちから熱烈に支持されました。

 ジョーの人気は凄まじく、「少年マガジン」は発売部数を大きく伸ばし、男の子は段平のおっちゃんがジョーに送ったハガキ「あしたのために」を真似て、ジャブやストレートの練習に明け暮れました。TVアニメ『あしたのジョー』も好評で、最高視聴率29.2%(1970年10月14日放送分:ビデオリサーチ関東地区調べ)を記録しています。

陰影がはっきりしたボクシングの世界

 そして、アニメ版『あしたのジョー』を語る上で忘れてはならないのが、出崎統(でざき・おさむ、「崎」は、山へんに「竒」)監督の監督デビュー作だったということです。のちにアニメ史に残る傑作『エースをねらえ!』『ガンバの冒険』『立体アニメーション 家なき子』『スペースコブラ』などを放つことになる出崎監督は、当時はまだ27歳という若さでした。

 出崎監督は、劇画チックな止め絵、画面に差し込む入射光など、独特の演出で知られています。『あしたのジョー』は初監督作品ということで、シリーズ序盤はまだ演出スタイルは確立されていません。ですが、ジョーにとって生涯のライバルとなる力石徹(CV:仲村秀生)が登場し、物語は一気に盛り上がります。少年院のリングで、ジョーが力石に初めてクロスカウンターパンチを決めた瞬間がストップモーションで描かれるなど、ジョーと力石の熱戦に呼応するように、出崎演出も花開いていくのでした。

 ボクシングの世界は、勝者と敗者とのコントラストがとてもはっきりとしています。『あしたのジョー』を監督デビュー作に選んだことが、光と影を効果的に使う出崎監督の演出スタイルを確立させることにつながったのではないでしょうか。

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1 Response to "『あしたのジョー』アニメ化50年。原作と少し違った「燃え尽き」描写の意味は?(マグミクス) - Yahoo!ニュース"

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