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コロナ禍の消費落ち込みを少しでも緩和できるのは「60~74歳」かもしれない【怒れるガバナンス】 - 時事通信

作家・江上 剛

 新型コロナウイルス感染症の勢いが、まだまだ収まらない。

 一方で政府は、夏の観光シーズンを前に、県をまたぐ移動を復活させようと、「Go To キャンペーン」なるものを立ち上げた。

 事務委託に特定企業との癒着があるのではないか、との批判を招いているが、海外からの観光客が全く見込めない中では、全国の観光地は、客が来る見込みのある政策なら、大歓迎というところだろう。

 感染者が多く出ているのは「夜の街」だ。ホストクラブなどで、クラスター(感染者集団)が発生しており、密な接待を主目的とする店は、完全な悪者扱いだ。

 現状は、無症状の罹患(りかん)者が多く、検査してみたら陽性だったという。無症状でも、感染力はあるというので、放置できないというのは理解できるが、経済の観点からすると、「もう勘弁してほしい」という悲鳴が聞こえてくる。

 医療体制さえ、しっかりしていれば(これがどの程度であればいいのか悩ましいが)、コロナを恐れてばかりいないで、どんどん働き、遊んでもらいたい、というのが経済界の本音ではないだろうか。

 ◆人口の2割「60~74歳」

 今回は、私の生活から、コロナによる消費生活の未来について、考えてみたい。未来というと、聞こえがいいが、どのように生活が変化したか、ということだ。

 データを駆使したいところだが、今回のようなコロナパンデミックは、誰もが初体験なので、適当なものがない。

 私同様、各自が語る個人の消費生活の変化を、いずれ専門家が統計的な処理を行い、詳細な未来図を描いてくれることを期待したい。

 わが家の家族構成を申し上げると、妻と2人暮らし。自宅は持ち家で、車も1台所有している。子どもは独立し、孫もいるが、離れて暮らしている。

 私は66歳、妻は62歳だ。共に何とか、健康を維持している。

 総務省のデータ(2019年12月)によると、わが国の人口は男性6140.1万人、女性6474.3万人。

 男性のうち、60歳から74歳までが1200.9万人で、約19.6%。同じく女性では1287.4万人、約19.9%。ともに約20%を占めている。

 どうして60歳から74歳に区切ったかというと、消費という観点からすると、それ以上の年齢では、活動的に動くのは難しいのではないか、との勝手な思い込みだ。

 もちろん、80歳、90歳になっても、元気で出歩いている人はいる。これは、あくまで、私個人がせめて74歳ぐらいまでは消費生活を楽しみたい、と思っているからだと、お許し願いたい。

 私ども夫婦のような、60歳以上74歳までの男女が、全人口の約20%を占めている。これは、かなり大きな割合と言える。

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August 12, 2020 at 09:20AM
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