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「少しの雨でまた…」豪雨被災地を覆う土砂崩れの恐怖 - 西日本新聞

避難続ける人も

 記録的豪雨に見舞われた熊本県芦北、津奈木両町では犠牲者を伴う大規模な土砂崩れが相次いだ。身近な山で起きた惨事を目の当たりにした住民の中には、二次災害を恐れて避難所生活を続ける人や雨のたびに避難する人も。「いつ土砂が来るかわからない」。梅雨後も台風シーズンが控えており、警戒を強めている。

 むき出しになった茶色の山肌と大量に堆積した土砂。4日早朝に夫婦が犠牲になった芦北町女島の土砂崩れ現場は、25日も発災当時の惨状のままだった。

 山の麓に民家が立ち並ぶこの集落では、複数箇所で山崩れが発生。県が土砂災害特別警戒区域などに指定している危険箇所でもあり、「住民たちは知っていたが、ここまで多くの土砂災害が起きるとは」と小崎良一区長(70)は振り返る。

 夫婦の被災現場から200メートルほど離れた山も一部崩れた。かんきつ農家の釜富秀さん(51)宅の敷地にも土砂が流れこみ、床下に泥が堆積。自宅で生活できる環境ではあるが、同居する小2の孫の安全を優先し、避難所生活を続けている。釜さんは「少しの雨でまた崩れるかもしれない。恐ろしい」と警戒する。

 裏山は崩れた当時のまま、手つかずの状態。自宅敷地内の土砂を撤去しても、山の砂防工事が終わらないと安心できないという。台風や地震も心配する釜さんは、二次災害を想定し近くで建設が進む仮設住宅での生活も検討している。

 住居の被災は免れたが、大雨に敏感になっている住民もいる。豪雨後、自宅敷地が土砂に覆われる被害を受けた農業男性(79)は、避難所生活を経て19日に帰宅。ただ、24日に降った激しい雨を受け、家族5人で再び避難した。男性は雨に対する認識を改めたという。「山の近くに住む危険を思い知らされた。早めの避難を徹底しないと命取りになる」 (村田直隆)

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July 26, 2020 at 04:00AM
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